2011年6月15日水曜日

友師会 第二回支援活動のようす その3


 三日目は、災害の爪痕も生々しい、南三陸町にはいり、現地の様子を見た後、
海に向かい、犠牲者の追悼のためお勤めをさせて頂きました。

人々の積み上げたものが一瞬にして奪われたこの風景を皆無言で心に刻み込みました。


なにができるだろう、なにをすればいいのだろう。
心の中で様々な思いをめぐらせ、南三陸の町を見つめる事しかできませんでした。



想いをそれぞれに心に秘めながら、今は穏やかな
南三陸の海に向かいました。

友師会 第二回支援会議のようす その2


2日目は、坂元地区避難所での足湯。

一般の足湯と違い、高野山真言宗の寺院が、近年の災害のたび行っている足湯隊の作法に則り、
足を湯につけていただきながら、手当と傾聴を行います。


傾聴は、信頼関係が出来ていない中では、なかなか難しく、心の垣根を取り去ってもらうための、足湯と、手当。


手と足をほぐすうちに、ぽつりぽつりと言葉をひきだし、傾聴していきます。


地元兵庫の千種温泉の水を現地に持ち込み、たくさんの人に足をつけてもらう事が出来ました。

友師会 第二回支援活動のようす その1


5月に行われた第二回支援活動の様子。
前回と同じく、山元町に入りました。


今回は、被災されたイチゴ農家のビニールハウスの後片付けをさせて頂きました。

 新しく建てたばかりのビニールハウスが無残な姿になっています。


イチゴを植えるための砂地に覆い被さった土砂を、運搬車に乗せ、他の場所に移します。


山元町の一般ボランティアの方といっしょに作業をさせて頂きました

友師会 第一回支援活動のようす その4



被災者の方からいただいた折り鶴。

まだ幼いお孫さんが現在入院中の病床の中、折ってくれた小さな小さな折り鶴。


炊き出しの最中に声をかけられ、お礼と共にいただいた折り鶴。

友志会の一同感謝の念で心が一杯になりました。

友師会 第一回支援活動のようす その3


まだ水の残る山元町周辺を突如の災害により命を落とされた方々の追悼のため
経を唱えながら廻らせて頂きました。


 願わくは、ただ安らかに御仏のみもとに導かれんことを祈りながら。

友師会 第一回支援活動のようす その2


現地風景。
言葉もありません。


山元町の坂元地区の避難所での炊き出し風景。
被災された皆様に温かい食べ物を!ということでたこ焼きの屋台をそのまま現地まで運びました。

東北では、たこ焼きはお祭りの日ぐらいしか食べないそうで、懐かしい!と言って下さいました。


本職のたこ焼き屋さんが三名同行してくださったので、味も保証付き。


少し肌寒い中温かいたこ焼きをたくさんの皆様に食べてもらえました。

友師会 第一回支援活動のようす その1



播磨友師会が結成されたのは、3月末から、未曾有の大災害に見舞われた東北地方の様子を見ていることしかできない、己の無力と、阪神大震災を経験した兵庫県の僧侶として、
当時全国から受けた恩を行動をもって返したい気持ちからでした。

夢前町 真楽寺を拠点として、活動が始まりました。
第一回は4月24日~28日に実施されました。
トラックに、播磨の友志会員から集まった物資を大量に積み込み、炊き出しのため
大阪のたこ焼き屋さん三名も同行してくださいました。


宮城県山元町での物資運び込み作業の様子


震災1ヶ月後と言うこともあり、余るような物資を持ってもいけないということで、現地と密に連絡を取り合い、必要とされる物資を現地に運びました。


被災された寺院で物故者の慰霊をさせて頂きました。
たくさんのお骨が現地の被害を物語っています。