2011年7月14日木曜日

友師会 第五回支援活動のようす その2

午後からは、角田町婦人支援センターで同じく、炊き出しと、足湯をさせて頂きました。
だんだん手慣れてあっと言う間に準備完了。

こちらの施設には、今まで物資を配ったことがありましたが、実際に避難している方々と
ふれあうのは、初めてでした。


足湯を始めた頃に、小学生がみんな帰ってきて、「私もしてもらう!」
今回は、なんと三才から九二才のおばあちゃんまで、たくさんの人が足湯を経験して下さいました。

小さい子は、こってるところが無いから、反応もイマイチかな?と思うと、アロマの香りや、会話に夢中。
それから、今回三重県から参加してくれた、木田師と我が友師隊の多門師がサッカーボールを蹴り始めると、子どもたちと一斉に仲良くなれました。


足湯をしていると、子どもたちが、「なあなあ、おっちゃんら泊まって行ってよ!」冗談かと思ったら、周りの大人や、おじいちゃんおばあちゃん達まで、「あそこの部屋なら、この人数寝られるんでね」
などと相談を初めてくれたのが、とても嬉しかったのですが、宿もとっていたので、お断りすると、
本当に残念がって下さいました。


おいかけっこしたり、氷をぶつけ合ったり、本当に楽しい時間を過ごせました。
友師会一同、汗だくで、そうめんに足湯に、子どもたちとのふれあいに満足させて頂きました。

四時間ほどの滞在でしたが、本当にこっちが満足してどうする?というほど、楽しく、笑いの絶えない支援活動となりました。

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最後に写真を撮ろうか。と言うとみんなぞろぞろ。
記念撮影までいっしょに写って下さいました。

10月まで、友師隊は、一時休止となるため、次に来たらみんな仮設住宅に入っておられるそうですが、仮設に物資を運びますからね~おぼえておいてね~  とお別れしました。

一年間の予定の支援活動の前期を締めくくる良い活動となりました。
避難所の皆様、今回の活動を支えて下さった皆様、全ての方々にお礼申し上げます

友師会 第五回 支援活動のようす その1


7月11日~13日の3日間の日程で、山元町にお邪魔いたしました。
今回の目玉は、素麺流し。

中央公民館の水の使用許可が下りたので、竹を持ち込み、素麺流しをさせてもらいました。


いつものとうり足湯もさせてもらいましたが、その中の会話で一同ビックリ!
流し素麺という物を食べたことが無い方ばかり。
宮城県のこの辺は、うーめんというのが一般的で、素麺はあまり食べないそうで、
しかも、流水で流れてくる麺を食べるシステムが無いのだそうです。





流れてくる素麺を、一生懸命捕まえて食べようとされるので、お箸を立てて、引っかかったぶんをすくって食べるんですよ。と言うと、「そうなんですか」



忙しすぎて写真を撮るのが追いつかないくらいの勢いで、皆さん食べて下さいました。
足湯の方も、たくさんの方が来て下さって、いろんなお話をして下さいました。

梅雨が明けて、浜風も心地よく、和やかな時間があっと言う間に過ぎていきました。


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2011年7月4日月曜日

友師会 (播磨、島根、三重)青年教師会合同 第四回支援のようす その3


物資配送、足湯隊、イチゴ農家の瓦礫撤去作業と3部隊に別れてそれぞれの作業場所に移動しました。
これは足湯隊。
中央公民館で足湯隊と、高野山カフェを行いました。


前回、前々回の支援活動も、この中央公民館で執り行なったので、たくさんの人が、覚えていて下さいました。

足湯の後は、高野山カフェでお茶とお茶菓子をお接待。
みんな、終わった後もゆっくりとくつろいで下さいました。


たこ焼きしてくれたよね~とか
トマトくれたお坊さん達でしょ!など、今までの活動の手応えをしっかり感じることが出来ました。

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2011年7月2日土曜日

友師会 (播磨、島根、三重)青年教師会合同 第四回支援のようす その2


物資搬入後、山元町の真言宗智山派 明光院さまで、物故者の追悼をさせて頂きました。
震災一ヶ月目に伺わせて頂いたときには、たくさんの御遺骨が並んでいましたが、身元不明の方も少しずつ判明し、その数が減っていました。

一同真剣に、それぞれの想いを胸に経を唱えました。


現地対策本部、弘法寺でに常駐しすでに2ヶ月以上走り回っている、藤井真澄師も参加下さり、
被害のひどかった坂元駅でお勤めをさせて頂きました。

初めて現地入りした、各青年教師会の面々は、言葉も無く、静かにその風景を目に焼き付けていました。

 

己の無力さを感じながら、亡くなられた全てに祈りを捧げ、願わくは思いが届かん。と一心に手を合わせました。
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友師会 (播磨、島根、三重)青年教師会合同 第四回支援のようす その1


第三回の支援から二週間、今回は、いつもの友志会のメンバーだけでは無く、播磨青年教師会、島根青年教師会、三重青年教師会の僧侶と合同で、支援活動をさせて頂きました。
友志会が、いつも行かせて頂く山元町に、各地の青年僧侶が連携して下さいました。

いつも10人以下で現地入りしますが、今回は24名!

物資も、播磨の寺院、その檀家様、ご縁があって支援してくださった皆様のおかげで、たくさん運び込むことが出来ました。




梅雨のさなかの暑さは、長い避難生活をおくる方々に重くのしかかっています。

今回は、現地の要望もあり、蚊取り線香や、防虫スプレー、タオルケットや、Tシャツなどの夏物衣料、そして前々回好評だった生野菜を保冷車を使って運び込みました。




山元町役場。ここに物資の集配所と、中央公民館があります。
一時400名を越えて避難されていた、中央公民館も、200名ほどになり、テントや自衛隊の車も減っています。


震災後、重機や自衛隊の車が、懸命の作業を続けておられた坂元地区。
現在では、ほとんど大きな瓦礫の撤去作業が終わっています。

あちこちに、梅雨の雨がたまって、池が出来ていました。
地震で緩んだ地盤はくずれやすく、梅雨の雨は、二次災害の危険を呼んでいます。
津波に流されなかった家屋も、屋根にブルーシートを載せた家が目立ちました。


山元町もまだまだ立ち入り禁止区域が多く家の修復がいつになるか、目処も立っていないと現地の方がお話しされていました。

瓦礫で一杯だった海沿いの風景は、緑が増え心が痛くなるような風景が、少しずつ変化しています。
現地の方に「雑草は強いですね」と言うと、「雑草だけじゃ無くて、あちこちとんでもないところに、トマトやカボチャが生えてるよ」

流された畑のどこかに種があったのか、自然と生えているそうです。

被災地は、暑い夏を迎えます。

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